
エコツーリズムという言葉を聞くようになりましたが、どのような意味でしょうか。

エコツーリズムとは、自然・歴史・文化など地域固有の資源を保護しながら、体験し学ぶことを指す言葉なんだ。
エコツーリズムとは
発展途上国から始まった考え方で、発展途上国では開発のために森林伐採が多く行われていました。
エコツーリズムで自然を見てもらうことで自然を大切にしようという考えにシフトさせたいという狙いがあります。
日本では2008年4月にエコツーリズム推進法が施行され、国による基本方針の策定や地域関係者による協議会の設置など定めていて、罰則もあります。
観光や地域振興に当たって、環境の保全を前提とする法律が必要だということで、成立した法律です。
推進法の施行を機に、それぞれの地域が、その資源や魅力を活かしたエコツーリズムの機運が高まっていきました。

自然観光資源にはどのような種類があるんですか?

正推進法では自然観光資源として、動植物の生息地といった自然環境だけではなく、自然環境と密接に関係する風俗慣習などの伝統的な生活文化を含めているんだ。
この考えは自然観光資源を守りつつ、利用を図るというものだね。
特定観光資源を汚したり、傷つけたりすることは禁止されていて罰則もあるし、保全するために利用者を制限することもできるんだ。

エコツーリズムの取り組み事例があれば教えてください。

日本は南北に長く、場所によって気候や習慣が違うよね。それぞれの特色を活かしたツアーができるのが日本の良さなんだ。
いくつか事例を紹介していこう。
針江生水の郷(滋賀県)
琵琶湖のほとりにある針江生水の郷は、湧水がとにかくきれいです。生活用水としても使われていて、敷地の内外に水場を設け川端と呼んでいます。
川端は集落に張り巡らされているから汚水を流さないように気をつけていますが、一部ではコイを飼っていて、このコイが洗い物をして出る残飯を食べてくれるから、水が汚れません。
川端のほとんどは個人宅にあるため見学は予約が必要です。
飯能エコツアー(埼玉県)
埼玉県飯能市にはエコツーリズム推進課があり、行政主導でエコツーリズムの普及に取り組んでいます。飯能市はエコツアーガイド養成講座も開催しています。
東京の近くにありながら、四季それぞれのアクティビティが楽しめて、多くの体験ができますよ。

観光をしながら環境や文化保護に貢献できるというのは素晴らしいことですね。
私もぜひ参加したいと思いました。